2012年06月27日

能登上布のシミぬき

個人メモ。

以前からやってみたかったんですが、そーそー冒険できないし。と思ってたら、ネットで「シミ多し、材料用」をひょいっと安価で入手できたんで、やってみました。


対象:生成り地に黒で葉っぱが絣の総柄の能登上布。背伏も襟裏も正絹。仕立てもよし。
時代:現代モノ。(サイズから推測。)
シミ具合:アクが全体に出てるのかと思ってたら、どうも盛大に汚して後始末してなかったもよう。


(1)普通に手洗い。

(2)濃い目の重曹に5時間つける。
温度はお風呂と水の中間ぐらい。ときどき熱湯足して温度を上げた。
濃い目、ってどの程度かってっと、つけると手のひらがちりっとする感じ。(私は手の皮厚めだと思う。熱いものもわりと平気で持てる。)

(3)水洗い

(4)一旦乾かす。
ここで薄く広範囲なシミは気にならなくなる。
何個か「茶色で柄にはどうにも見えない」シミは残る。

(5)重曹+酸素系の漂白剤を盛る
重曹:酸素系漂白剤(ワイドハイター EXパワー ガンコなシミ用 )=1:1でペースト状にする。
で、これを残ってるシミに割り箸で盛る。
※【重要】このときシミからできるだけはみでないようにする。

様子を見ながら放置。(日本語おかしいけど)1時間ぐらい。


(6)洗い流す。

(7)乾かす。
(5)の結果、
長着として着れる程度にはなった。(はず。)
ペーストがシミからはみ出た部分は生成りの地が白っぽくなった。(元のシミよりはこっちのほうが目立たない)
肉眼では布が痛んだ感じはなし。
黒の絣は色はそのまま。現代ものなので、化学染料なんだと思う。
ってとこでした。 

着ちゃうよ。
posted by のの吉 at 20:30| Comment(0) | 着物 自力・工夫

2012年01月03日

付け帯サイズ

お太鼓の形をきっちり作らない付け帯のサイズ。
紐の片方は斜めに付ける。
紐の幅は一般のモスリン腰紐と同じ。
tsukeobi_size.jpg

お太鼓のサイズ。
otaiko_size.jpg
posted by のの吉 at 10:31| Comment(4) | 着物 自力・工夫

2011年05月01日

古い着物の臭いとり

キムコ責めがいいと雑誌で書いてあったと、ネットで見かけたので試してみました。
近所のスーパーにキムコがなかったので、冷蔵庫用活性炭を使用しました。

対象:
丸洗いに出したにもかかわらず臭いが取れなかった絽九寸。

処方:
帯と冷蔵庫用活性炭をゴミ袋に入れて密封(っていっても口を三つ折にして洗濯ばさみで止めた)。
1ヶ月放置。

※臭いがきつい場合は、最初のほうは空気を入れ替えたほうが(袋の口を一旦あけて裏返えすなど)したほうがよさそう。

結果:
無事取れました。
すばらしい。


posted by のの吉 at 00:31| Comment(4) | 着物 自力・工夫

2011年03月21日

40年前の首里織という名のウールを洗う

何をしててもなんか落ち着かないので、ウールの着物を洗ってみました。
水とエマールで手洗いです。

【洗濯前】
袖巾:32センチ
袖丈:45センチ
着丈(肩から):141センチ

【洗濯後】
袖巾:32センチ
袖丈:43.5センチ
着丈(肩から):138.5センチ コレでほぼつい丈。


この着物は、「40年前の首里織です」ってことで落札したんですが、糸の太さは明らかにウール。
でも花織っちゃ、花織。
shuriwool.jpg

布端は手織っぽくも見えないこともないけど、本当のトコロは不明。
文句無くあったかい上、柄も「花織様っていうより、昭和なコート」なんで、コートもいいかね。と思ったんですが、裄が足りないんで、つい丈で着るかね。織柄は面白いしね。来年ね。多分ね。

な感じ。
posted by のの吉 at 22:00| Comment(2) | 着物 自力・工夫

2011年02月20日

漢方染

正確には飛騨浴湯染。

◆材料
麻襦袢白・仕立てあがり:450グラム
飛騨浴湯:1袋 + 途中で1袋追加
明礬(乾燥):4グラム

◆手順
(1)襦袢水で濡らす

(2)飛騨浴湯を袋からばらし、水から煮出す。
  沸騰後、20分。

(3)染液(60度C)で20分
  襦袢を冷ます

(4)媒染液で15分
  水洗い。良く洗う。

(5)染液(60度C)で20分 ここで、飛騨浴湯をもう一袋投入。
  水洗い。軽く。

(6)媒染液で15分
  水洗い。良く洗う。

で、できたのがコレ。
20110220_kanpo1.jpg
A:白い厚紙
B:麻襦袢衽(二重になってるとこ)
C:麻襦(一重部分)
D:絹塩瀬半襟

本当はもっと赤味が出るはずだったんですが。
麻は染まりにくく、時間と労力をかけたわりに、ほんのちょっと色がついただけでした。人間の目は結構精緻なので、白でないことは多分判別つくと思うんだけど、単純にお古に見られるだけかも。。
絹は明礬が強すぎたらしく、黄みがかっちゃうし。はぁ。



posted by のの吉 at 13:01| Comment(0) | 着物 自力・工夫

2010年11月03日

能登上布を自宅で洗濯

能登上布(黒)をやっとこ洗濯。
posted by のの吉 at 12:39| Comment(0) | 着物 自力・工夫

2010年07月19日

金泥

試行錯誤中。のメモです。

【品物】
今年1月に購入したアンティークの大正期丸帯。
更紗柄に取り付かれてたころで、結構みっちり目の更紗の線が全て金泥という、新品当時はさぞや豪華だったに違いない、な帯。

【問題1】
金泥がぼろぼろ落ちる。
金泥が取れ気味なのは了解の上購入したんですが、二、三回締めるの練習してたら、取れるもんは取れてしまうだろう、と高をくくってたら、いつまでたってもぼろぼろ金泥が落ちる。
元がみっちり目なんので総量も結構はんぱない。

【問題2】
しかも、酸化したかのように締める練習してると手も腰し回り(着物側)も黒ずんでくる。(金は酸化しないので、正確にはにかわが変質?)

【対策1】
プロにどうにかしてもらおうと、洗い張りでも丸洗いでもいいから金泥とってほしいと、悉皆屋さんに依頼したら、
普通は、洗い張り+薬品で金泥を落とすが、
丸帯(幅が2倍)なので、洗い張りした後、湯のしの機械に入らないし、薬品で金泥を落とすと染めもおちそうだという理由で、受けてもらえず、返品される。

【対策2】・・・今ココ
どうしても締めたかったので、ほどいて、1枚布にし、自力で手で揉むようにして、金泥を落とす。
かなり落とせましたが、どこらへんで止めたらいいのか不明。

しっかり目の塩瀬なので、いっそ水洗いしたい衝動に駆られるものの踏みとどまり中。

ちなみに元の持ち主は辻様ということが判明。裏側の縫い代にきっちり書いてありました。


以下続く。。。たぶん。
posted by のの吉 at 16:41| Comment(0) | 着物 自力・工夫

2010年04月21日

煙草入れ留め具を帯留にする

※2010/5/4追記
裏側の止め具は素人工作では帯が痛みそうなことがわかり、職人さんに見積もり依頼中。結果は後日。

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自力でどうにかしてみました。反省含め覚書です。

簡単にいうと、鼈甲笄を切り出して、留め具をはっつけたんです。
出来上がりはコレです。
bekko_karajisi_obidome_omote.JPG
鼈甲部分縦1.4センチ、横2.9センチ、厚み6ミリ。獅子横1.9センチ。
鼈甲部分はハイソフト(キャラメル。未だありますかね。)な感じです。
これ以上アップにすると粗目立ちまくりです。

裏側。
bekko_karajisi_obidome_ura.JPG
裏が特に汚いです。画像では紐でごまかせてますが。
が、もうしょうがない。
紐は伊藤組紐店の二分の真田紐です。

まだ実際に締めてないので、実は強度は不明です。

以下、本気で覚書です。



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posted by のの吉 at 23:21| Comment(0) | 着物 自力・工夫

2010年04月01日

胴裏なみの薄さの肩裏を洗う

幸田玉の本で「母(祖母かも)が新しい女中を雇う際、胴裏の洗い張りの出来で能力を測っていた」という文章を読んだことがあったのですが、納得でした。

洗い張りの道具なんて持っているわけもなく、平絹を自分で洗ってもビニールコーティングの針金ハンガーにかけて干します。

普通の厚さの平絹は洗って、ハンガーにかけてもわりとしゃんとしてるのですが、胴裏並みの厚さ(ってか薄さ)だと布同士がひっついちゃって1つのハンガーだとくちょくちょになってしましました。
で、ハンガー2つ使って間をあけてかけて、それに布を干す、という手間をかけました。

男物の羽裏で全般にこげ茶なので、なんかワカメを干しているキモチになりました。

胴裏はワカメで、普通の平絹だと昆布な感じ。

posted by のの吉 at 19:25| Comment(2) | 着物 自力・工夫

2009年10月01日

帯留めの修理

正確には修理ではなく、 どーににかした。 感じです

祖母の持ち物だった石(翡翠)が欠けた帯留めがありました。
hisui1.JPG
欠けて金具が見えてしまってます。
欠けた部分はどっかに行ってしまったらしい。

銀座のアンティークモールでアンティークの修理もやっているとの情報を得て、持って行ってみたのですが、真珠が1つ取れたというような石丸ごと1つ取れた場合は対応できますが、この手は芸術的なセンスもいるし、無理。と言われてしまいました。

芸術的なはセンスともかく、どうにかしたかったので、色々乗っけてみました。

案1:真珠
hisui3.JPG
出ベソです。色もなんだか合ってません。取ってつけた感満載。


案2:山珊瑚
hisui4.JPG
色はいい感じだと気に入ったのですが、出ベソ度アップしてしまいました。


案3:インドビーズ
hisui2.JPG
ちょっと ブラックジャック気味 ですが、採用しました。

ビーズは元は以前骨董市で購入したネックレスでした。お店の人はインドのアンティークで ガーネット と言っていましたが、お値段からするとガラス だと思います。複雑に繋いであったのが災いして糸が切れたら自力で復元できなかったんでした。ま、色と形・サイズにムラがあるのが返ってよかったと自画自賛。

使った糸はこれ。
hisui_ito.JPG
一見赤い糸ですが、中に金属のワイヤーが入ってます。
銀座のヨシノヤで購入。

帯留めの金具が元の石の形に合わせてネット(?)状(要するに穴がある)だったので、うまいこと括りつけられました。

不景気だと色々自力度は上がります。




posted by のの吉 at 18:39| Comment(0) | 着物 自力・工夫

2009年09月23日

祖母の麻(縮み)を自宅で洗濯

多分、60年〜70年ぐらい前のものだと思います。
当然、水にくぐらせたことはあるものだと自宅で手で押し洗いしたら、

色が出た。
縦も横も縮んだ。

と相成りました。

3回ぐらいすすいでも紫の色が出っ放しで、もともとベージュ(大元は白?)と紫の立涌だったのが、ピンクベージュと紫の立涌になりました。

縦は約3%、横は7〜8%縮みました。

色が出たのは染めだったからかも。織で糸の状態で染めたものだったら、こんな色は出ないと思われ。
横がかなり縮んだのは、縮みだからなんでしょうか。ね。(駄ジャレでなく、ここ真剣)


posted by のの吉 at 22:23| Comment(0) | 着物 自力・工夫

2009年09月20日

絽縮緬半襟を自宅で洗濯

巾(横)はほとんど縮まず。
丈(縦)は10%!縮みました。
いつもどおり食器洗い用の洗剤で手洗いです。
posted by のの吉 at 20:52| Comment(0) | 着物 自力・工夫

2009年09月13日

能登上布を自宅で洗濯

2009.9.11

地詰めなし(もしかしたら湯のしあり)で仕立てていた能登上布(白地蚊絣)を自宅で洗濯。

夜、
(1)つけ置き(っていっても30分程度)
洗剤はオシャレ着洗い。袖口と首の付け根あたりの背中と衿に食器洗い用洗剤を少しかけてみた。

(2)手で押し洗い

(3)その後手で押してすすぎ。脱水なし

(4)お風呂場に一旦干して水がきれたら、畳んだ状態で夜干し

(5)早朝陽が当たる前に取り込み

(6)屋内でハンガーにかけて1日干す

畳んで外干してたためか、全体に若干ぼわんとしたものの、気になるシワわなし。

ネットで麻はアイロンかけると痛むとあったので、アイロンはかけずに畳んでしまった。ま、仕立てたときにアイロンかけてないはずもないけど、回数は減らしたいので、来年着るときにどうにも気になるようなら、そのときに霧吹き+アイロンの予定。

洗剤で押し洗いしたところでかなり濁った色の水となった。
この夏1度しか着ていない(ちゃんと襦袢着用)ので、汗・皮脂汚れというよりは、反物がデッドストック品だったせいだったと思われ。

洗濯前と巾(横)は変わらず、丈(縦)は1.87%縮みました。




posted by のの吉 at 22:59| Comment(0) | 着物 自力・工夫

2009年09月01日

夏の着付け道具

反省と覚書です。

◆へちまの枕
まるまんま(断面は楕円)を使い、水で濡らして形を整えるのが正道らしい。
が、そんな下調べはせず、いきなりハンズのバス用品売り場でへちまを購入しこの夏作成。

(1)まるっこい台形型のへちまを購入。長さは枕の半分が目安。
(2)へちまを縦割りにする。
(3)底辺の長いほうを縫い合わせる。ここでだいたい枕の形になる。断面はかまぼこ型
(4)形はクラフトはさみで整える。
(5)適当なサイズに切った手ぬぐいでくるむ。
(6)全体を長いガーゼでくるんで、紐代わりにして出来上がり。

高さが低めになるので、低い枕がすきな場合にはへちまを丸まんま使うよりいいかも。思ったより柔らかいので観劇で問題なし。

ぶっさいくですが、出来上がりです。表(画像上)裏(画像下)
hechima.JPG

◆メッシュ前板
メッシュ前板だと、表面がガサガサしているため、麻の着物と帯が痛みそうな気がしたので、古い解いた裾回し(絹)でくるんでみました。
絹なのですべりも良くなり、これは良かったと思います。通気性もあるので、帯下から湯気が出そう、ってこともありませんでした。



posted by のの吉 at 20:45| Comment(0) | 着物 自力・工夫

2009年08月08日

地詰め

小千谷ちぢみの麻襦袢反物(吉新織物)を買いました。

ojiya1.JPG

で、地詰めを自分でやってみました。
やり方は下記を参照しました。
http://tabikaratabi.pro.tok2.com/page270.html

地詰前
巾38センチ、長さ1075センチ

地詰後
巾37.7センチ、長さ1040センチ

地詰後、巾は0.8%縮みました。長さは2.8%縮みました。

購入元の説明には下記の記載がありました。
ここから--------------------------------
収縮率:たて2%・よこ2%。
収縮率を考慮して仕立て寸法を割り出してください。
肩巾・袖巾の収縮は、5mmが目安です。裄丈で、約1cmです。
長襦袢肩巾は、着物肩巾+5mm。
長襦袢袖巾は、着物袖巾−8mm。
長襦袢肩巾は、5mm広くても、着物肩巾に収まります。
ここまで--------------------------------

参考にしたURLの記事では、巾2%、長さ4%縮んでるようです。
今回巾があんまり縮みまなかったのはアイロンの掛け方が悪かったのかも。。。
posted by のの吉 at 22:49| Comment(0) | 着物 自力・工夫